E-3A --- Revell vs MINICRAFT


1/144のE-3AのキットはRevellとMINICRAFTの2社から発売されています。
それぞれのキットを比較してみました。



・実機について
E-3Aはボ−イング707-320Bを母体として後部胴体上にロトドームを搭載している。
原型機367-80から707を経てE-3Aに至るまでは下記のようになっている。
・キットについて
Revell
過去に発売された1/139 KC-135Bに新規開発のロトドームを追加。

MINICRAFT
過去に発売されたB.707-320Bに新規開発のロトドーム・胴体側面/機首下面アンテナを追加。

・パーツ比較
胴体



上がRevell、下がMINICRAFTです。
胴体高さがRevellが2mm高く、胴体長さが1cm短いです。
実機の全長は46.62m、1/144にすると32.375cm、MINICRAFTのキットがほぼ正確です。

主翼



上がRevell、下がMINICRAFTです。
Revellのは片翼で2cm近く短く、また小さいです。
実機の翼幅は44.42m、1/144にすると30.85cm、MINICRAFTのキットがほぼ正確です。
ただし、翼端のアンテナがありません。

ロトドーム



上がRevell、下がMINICRAFTです。
Revellのが6.35cm、MINICRAFTが6.4cmです。
実機のロトドーム直径は9.14m、1/144にすると6.35cmです。
ロトドーム支柱はRevellのは細すぎるようですね。
ただし、Revellは回転できるが、MINICRAFTは固定です。

その他



KC-135とE-3Aを並んだ写真をみてもわかるように明らかにKC-135が全長が短いです。

RevellのキットはベースがKC-135なので空中給油プローブのパーツがあります。
MINICRAFTのキットにはE-8用のカヌー型アンテナカバーのパーツがあります。

総評
E-3Aを作るのであればMINICRAFTのキットを選ぶべきですね。
ただし、胴体上下・主翼端のアンテナ等の追加工作が必要です。
主翼後縁もかなり厚いので薄く加工したほうがいいです。

もし、Revellのキットを持っているのならばE-3AにするのはあきらめてKC-135として作ったほうがいいかも・・・
余ったロトドームはRevellかズダベダの767にのせてE-767にするという手が、胴体の短縮加工が必要になりますが





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